浮気を疑っている方に対して、私がアドバイスしていることがあります。
ご家庭では「最近のパソコンとか、ブラウザとかよくわからない」という態度を取ったほうがいいということです。
パソコン(PC)は浮気の証拠の宝庫です。不倫相手とのメールのやりとりがそのまま見えてしまうこともありますし、登録しているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を割り出して交友関係を調べることもできます。出会い系サイトなどもわかります。
ある程度パソコンに詳しいと、このようなことも当然知っていると思われてしまいます。できる限りパソコンから遠のき、相手を油断させてみてください。最初のうちは警戒して証拠につながるようなものを消していても、そのうち油断してくる可能性が高くなります。
この記事では、インターネットを見る「ブラウザ」のひとつであるIE(インターネット・エクスプローラ)9で、「どのサイトを訪問したか」がわかる履歴の確認の仕方をお教えします。
IE9での履歴確認方法
ヴァージョンがIE8であっても方法は同じです。
1.IEを立ち上げ、☆マークをクリック
画面右上の☆マークをクリックしましょう。これは「お気に入り」としてブックマーク(URLを記録)したサイトを呼び出すための機能です。次のようなタブがあります。
ブックマークを確認するだけでも、普段どんなサイトに訪問しているかが十分わかります。場合によっては関係ないものと見せかけるためにサイトの登録名を変えたり、フォルダにまとめて仕事関係のものであるかのようにみせかけている場合もあります。ひとつひとつチェックしてみましょう。
2.「履歴」のタブをクリック
タブには「お気に入り」「フィード」そして「履歴」があります。この履歴のタブをクリックしてみましょう。
履歴の表示方法は次のように変えることができますが、パソコンを熱心に見ていた日などを特定して確認すると、よく通っているサイトがよくわかります。
「今日」をクリック
このようにサイトのURLを確認することができますので、クリックしてみてください。そして次のようなことを注意してみましょう。
・Facebookやmixiなど、の登録制のサイトがないか
・出会い系サイトを利用していないか
・自分が行ったことのないホテルや旅館、レストランのホームページがないか
本人によって履歴を消されている場合
用心深い人は、ブラウザで閲覧したサイトの履歴を消しているかもしれません。これ自体がなかなか怪しい行為ともいえます。
手動で毎回消している場合には履歴を確認するのが難しくなりますが、手動は「消し忘れ」がありますのでこまめに、粘り強くチェックを繰り返す必要があります。
設定によって毎日履歴を削除するようにしている場合には、この設定を変えてしまうという方法もあります。本人は履歴を変えたつもりがなく、設定を信頼しているため、履歴が残っていること自体を確認しないでしょう。
では設定の変更方法をご説明します。
1.設定ボタンをクリック→「インターネットオプション」
IEの右上(お気に入りの☆マークの右)に、歯車のようなマークがあります。これが設定を変える際に開くボタンです。クリックすると、次のような表示が出てきますので、「インターネットオプション」をクリックします。
2.「全般」タブの中の「履歴」を確認
「全般」タブ(インターネットオプションを開いて一番最初に出るページです)の中にある「閲覧の履歴」を確認します。
「終了時に閲覧の履歴を削除する(W)」というのが、毎回IEを閉じるたびに履歴を消してしまう設定です。ここにチェックが入っている場合には、外してしまってください。
※「終了時に閲覧の履歴を削除する」にチェックが入っている状態。このチェックをはずぜば履歴は消えません。
気になるサイトのURLは、自分宛てのメールなどに張り付けたり(送信メールは必ず削除してください)、スクリーンショットやデジカメ・携帯での撮影で保管しておくことをおすすめします。
3.履歴を確認したあとは、あなたが履歴を消去する
念のため、あなたがチェックを終えた後に履歴を消去しておきましょう。「削除(D)」と書いてあるボタンをクリックすれば、履歴を消去することができます。もともとの設定はどうなっていたか必ず覚えておきましょう。これもデジカメなどで画面ごと撮影しておくことをおすすめします。メモなどでもいいのですが、視覚的なもののほうが判断しやすいものです。
さらに、不自然でない形でインターネットを使った証拠を残すよう、料理のレシピやネットショッピングのサイトを検索、訪問しておきます。その履歴は残してください。
パソコン触った?と聞かれたら
パソコンによく振れている人であれば、設定を変えたことまでは気づかなくとも、「誰かが触ったようだ」ということはわかる場合があります。椅子の位置やマウスの位置から気づいたり、IEが正常に終了せずホームページに設定しているページ以外のページから始まった場合などにも「あれ?」と思うかもしれません。
『パソコン触った?』と聞かれたら、次のように答えましょう。変化があるのに「触っていない」と答えると、怪しまれてしまいます。
【パターン1】
友達が来て、調べたいことがあると言っていたので貸した。パソコンに詳しい人なので、なにかしたかもしれない。聞いてみたほうがいい?(聞いてみてとは絶対に言われません。履歴が削除されていても不自然に思われません。)
【パターン2】
料理のレシピ/お店の開店日(など)を調べた。途中で間違えて何かのプログラムを立ち上げてしまった。
(ウイルスソフトや、余分な情報を削除するソフトが起動したように思われます。「小さな子供が触った」なども有効です。)
IEを使っていないかもしれない?
インターネットのブラウザには、IE以外にも「GoogleChrome」「Firefox」などもあります。IEを使っていなければブックマークもそれほど使っていないないでしょうし、履歴も残りません。IE以外のブラウザも探してみてください。
完全に個人所有しているパソコンの設定は変えない
家庭で使用しているパソコン(PC)であれば、このくらいのことをしても大きな問題になることはないでしょう。しかし、完全に個人で所有し、仕事などで持ち歩いているようなパソコンの設定を変えるのは、勝手にパソコンに触れたことが必ずわかってしまいますし、その後も警戒されてしまいます。もし浮気をしていないのであれば「疑われた」という不信感を募らせてしまうことにもなりかねません。
一気におふたりの信頼が崩れてしまう可能性もあるため、個人所有のパソコンについては触れないようにしましょう。パソコンに貼ってあるメモやデスクトップキーボードの下などに、証拠になるようなもの(ホテルの電話番号やレシート・領収書)がないかということから確認してみることをおすすめします。
パソコンから浮気を暴く・履歴の調べ方(IE9の場合)
