旦那さまの浮気が判明したのは、携帯の「メール」で浮気相手とのやりとりを見たからである。
多くの女性がそのように答えています。

私は探偵として、積極的に旦那さまの携帯メールをチェックして浮気確認をするようおすすめすることはありません。まずは 携帯の扱い方や反応などから浮気をしているかどうか確認していただきたいと思っています。(もちろん、見ることによって得られた情報については活用しますが・・・。)

ただし、状況によっては依頼者様の判断にお任せするしかありません。例えば、もう浮気をしていることが確実で、どうしても相手をすぐに確認したい、とにかく携帯をチェックしたい、とおっしゃられる場合には「絶対に携帯は見ないで下さいね」とも言えないのです。携帯電話がキーになってしまう浮気調査もたくさんあります。

もしもどうしても携帯を見たいと思っている方は、次のようなケースがあることをよく頭において、行動してみて下さい。


1.「携帯を見た」ことに旦那の怒りが集中してしまうケース

中には、携帯から浮気をしていたことがわかると素直に「浮気をしていた」と認める旦那さまもいます。このような場合には殆ど「携帯を見た」ことに関してはスルーされ、浮気そのものに問題の焦点が当てられるので、夫婦間での話し合いは進みやすくなります。

しかし、普段から自分の行動を「正当化」しがちな旦那さまはまず携帯を勝手に見たことに怒りだし、問題を浮気から携帯に摩り替えようとします。プライベートを侵害した人間のいうことなど聞けない・・・という強硬な姿勢を見せる方もいます。
携帯以外のところからの証拠を十分に集めたほうがよいケースです。


2.浮気相手を特定できないケース

携帯電話のメールさえチェックすれば浮気相手がすぐにわかると思い込んでいる方も多いのですが、実はそうでもありません。インターネット上には経験談として目立ちますが、「浮気をしていること」がわかっても、「浮気相手の特定」には至らないことが多いのです。

浮気をしている旦那さまも、浮気相手がわからないように工夫をしています。登録名を会社の部署名にしたり、男性の名前や店の名前にしたりと、あなたに携帯をチェックされることを警戒しているのです。そのような場合は浮気相手とのメールも大抵消去されています。


3.携帯を見なければ安心できなくなってしまうケース

1度携帯電話を見てしまったことにより、その後もずっと携帯電話のチェックを続けてしまう女性は少なくありません。少しでも怪しいものがあれば不安になってしまい、場合によっては女性とメールしていただけでも浮気を疑うようになってしまうのです。

そうなると、夫婦関係はなかなか平穏にはなりません。旦那さまも信頼されていないことを知り(もちろん自業自得ではあるのですが・・・)、夫婦関係を続けることに自信をなくしたり、束縛されることを嫌がってまた浮気に走るなど、夫婦関係の修復が難しくなってしまいます。かろうじて結婚生活は続けられても、精神的なバランスを崩す方も多いのです。


自分自身のことも考えて行動を

携帯電話から浮気調査をしようと考えている方は、上記のようなリスクをよく考え、強い不安があるのであれば他の方法を取るようにしましょう。浮気の証拠は他からも調査できます。

また、その段階によって適切な行動がなにかは変わります。その行動がをすべきは「今ではない」かもしれません。離婚なのか、修復なのかということもよく考えながら行動して下さい。