不倫の慰謝料請求で知っておくべき4つのこと
パートナーの不倫が発覚し、慰謝料を請求したい場合、以下の4つのことを理解しておきましょう。
1.不倫の慰謝料は誰に請求するの?まずは、当然のことですがパートナーに請求することが出来ます。配偶者(夫・妻)ですね。
慰謝料の請求はパートナーにだけでなく、不倫相手にも請求することが出来ます。
ただし、不倫相手があなたの配偶者が結婚していると知らない場合は慰謝料請求は認められません。不倫開始時に、夫婦関係が既に破綻している場合も同様です。
不倫相手に故意または過失があって、因果関係も認められる場合には、不倫相手にも慰謝料が請求出来ます。
2.不倫の慰謝料の相場は?実は不倫の慰謝料の相場というのは決まっていません。
慰謝料とは、精神的苦痛を受けた人を癒すためのお金ですから、不倫の慰謝料においては、それまでの夫婦関係や不倫していた期間、不倫された側の精神的苦痛の度合いなどにもよるので、色々な要素を合わせて慰謝料額を判断します。
一般的な相場としては、100万~300万円くらいとなります。
芸能人の不倫が発覚して払う慰謝料のイメージを持っていると、少ないなと思われる方も多くいらっしゃるかもしれませんね。
3.慰謝料請求のために証拠は必須裁判をおこし、慰謝料が認められるためには、不倫があったことを立証する証拠が必要になります。
配偶者と不倫相手が不貞行為をしている写真やビデオなどは決定的な証拠といえます。
このような証拠を得て、慰謝料請求を確実なものにするために、探偵事務所に浮気調査を依頼する方々が多いのです。
4.慰謝料請求には時効がある?実は不倫の慰謝料請求には時効が存在します。その時効は3年です。
どこから数えるかというのは様々な考えがありますが、一般的には不倫の事実と不倫相手の存在を知ってから3年と考えるとよいでしょう。
3年とは長く感じるかもしれませんが、意外にもあっという間に過ぎてしまう期間です。悩まずに不倫の証拠を掴んで、慰謝料請求に備えましょう。