単身赴任中の夫が浮気をする確率は非常に高いと言われています。なんとなくそうだろうということはわかりますね。しかし、ここで改めて何故だろうと考え分析することで、単身赴任中の夫の浮気を防ぐ方法を考えたいと思います。

なお、よくある浮気に対する考えとして、次の2つがよく言われることです。なるほどと思われるのはどちらでしょうか?

「浮気をする人は単身赴任中であろうとなかろうとする。」
「浮気などするわけがないと思われていた人でも、単身赴任になり浮気をしてしまった。」

前者はその人の傾向によるものですが、後者はやはり単身赴任が浮気の大きなきっかけとなることを示しています。単身赴任をするとどうして浮気をしないような人もするのだろう・・・ということも考えながら読んでみてください。


単身赴任中浮気を経験したことがある男性の意見は・・・
単身赴任中、浮気を経験したことがある男性の意見として、次のようなものが挙げられます。

  • 「つい」(つまり、気の迷いで)
  • 家族から離れ「一人の時間を楽しもう」と気持ちが大きくなってしまっていた。
  • 女性から食事に誘われた。
  • ひとりで食事を摂る時間が寂しく、食事を一緒するうち関係が発展してしまった。

「つい」というのは、やはり近くに妻がいないことから気持ちのコントロールが甘くなってしまうことが原因です。また、心の中に少しでも「家族と離れてひとりも楽しい」という気持ちがあると、ちょっとした誘惑に勝てなくなるのではないかと考えられます。

残りの2点については、食事がかかわっています。人によってはひとりの食事もそれほど苦ではないのですが、単身赴任する前、夕食はいつも家族ととっておりひとりで食事をすることがなかったという人には特に孤独を感じる時間になってしまうのかもしれません。


1.離れていても共有できる時間を持つ

単身赴任中の浮気を防ぐ3つの方法の1つめは、「離れていても共有できる時間を持つ」ということです。

先ほどは浮気を経験している人の意見でしたが、逆に、単身赴任をしても浮気をしなかった人の意見を挙げてみると次のようになります。

  • 週末や月に1度家族に会うのが楽しみで、平日は仕事に打ち込んでいた。
  • 頻繁に妻から電話がかかってきており、会話ができて励みになった。
  • 夕食の時間を家族と合わせ、スカイプを利用して一緒に食べるようにした。

やはり、離れていても妻とのやりとりがあると、それが励みになったり楽しみになることで、外へ気が向くことが少なくなるようです。また、スカイプ(インターネットを利用した無料電話)はお互いを動画で見ることもできますので、その場に一緒に居るような感覚になります。

食事中ずっと会話をしているわけでなくても、家族の食べる様子を見ていると「その場に一緒にいる」ような雰囲気を味わうことができるのではないかと思います。こどもたちにとっても、父親の姿と声を聞けるのは嬉しいものです。


2.単身赴任前の夫婦関係を良好に保つ
単身赴任中も会話が減らないように努力するのはとても効果的な浮気防止策になります。単身赴任前と単身赴任中の生活のギャップが少なければ少ないほど、心の隙や自分に対する甘さが生まれません。もちろん、「監視」の意味合いも含めて夫婦の時間の共有は大切です。

しかし、単身赴任前にもあまり会話や電話・メールのやりとりが少ない状態であれば、単身赴任になったからといっていきなり連絡を蜜にすることも難しくなります。普段からお互いどんな生活をしているか理解しているからこそ、関心もわくのです。冷え切った夫婦関係のまま単身赴任に突入すれば、ますます夫にとって「絶好の浮気のチャンス」にもなりかねません。単身赴任中だけでなく、単身赴任前からの夫婦関係がポイントなのです。

単身赴任が決まって夫の浮気が不安だという方は、単身赴任後の対策を練る前に、今のお互いの関係を見直してみることをおすすめします。単身赴任後の約束事を話し合う(夫が家族のいる自宅に戻る頻度、妻が単身赴任の部屋に訪れる頻度、電話をする時間など)のも、よいコミュニケーションの機会となるでしょう。


3.縛り付けず信頼する
監視の目を光らせなければと、あまりにも夫を縛り付けてしまうのは逆効果です。単身赴任中であることは会社の人々も知っているわけですし、だからこそのつきあいもあるでしょう。それなにに、夜に夫の部屋に電話して繋がらなかったからといってすぐに責めてしまうと、逆に距離をおきたいと考えるようになってしまいかねません。信頼し、気になることは責めずに軽く尋ねる程度にしてみましょう。



* * *



単身赴任は仕事上ご本人の希望もあったかもしれません。しかし、それは決してあなたや家族と離れることを希望しているわけではありません。そのことを忘れず、離れている時間をおふたりで乗り越えようという気持ちを持ってください。