多くの探偵事務所、興信所には、「無料相談」というサービスがあります。無料相談とは言葉の通りですが、もう少し詳しく説明すると次のような特徴があります。
- 1度目の相談については無料である(それ以降は探偵事務所によって異なる)。
- メール、電話、面談での対応となる。
- 探偵を依頼した場合の費用や方法などについても相談できる。
- 今の状況を打破するにはどうしたらいいか?といった具体的なことも相談できる。
- 「カウンセリング」という名前である場合もある。
ひとりで考えていてもまとまらず、とにかく誰かに相談したい!という勢いで電話するのも、気持ちを整頓するためにはよいかもしれません。ただし、そこで一呼吸置いて次のようなポイントを押さえて無料相談を利用すると、無料を無料以上に価値のある時間にすることができます。
場合によっては、探偵を利用したいと考えていたのに、利用するまでもなく自分で浮気問題を解決できるかもしれません。また、解決までいかなくとも、違う道筋が見えてくるかもしれません。あまりお金をかけずに探偵に依頼することができるチャンスとなるかもしれません。
では、ご一読ください。
状況をしっかりメモして話す内容をまとめておく
電話や面談の時、相談員(あなたが相談する相手)が上手にお話を引き出してくれますが、ある程度「現在どういった状況なのか?」を書き出してまとめておくと、かなり時間が節約できる上、相談員もどの部分を重点的にお話するべきかを見極めやすくなり、実のある相談となります。
話していると、つらかったことや悲しかったことなど「気持ち」が全面に出てしまい、証拠に繋がる重要なことを言い逃してしまう可能性がありますので、ぜひノートやデータでこれまでの経緯をまとめたものを準備しておきましょう。
相談の前に整理する内容
では、次のような内容をまとめて書き出しておきましょう。なお、メールでの場合も同じです。このような情報が事前にあることで、相談員も答えやすくなります。
【あなたについて】
- いつごろ夫/妻が浮気しているかもしれないと疑い始めたのか。
- それまでの夫婦関係はどのような状態だったのか。
- あなたが浮気を疑っているかもしれないことを、夫/妻は知っているのか。
- 浮気を問いただしたことはあるか。
- 夫/妻とは同居しているか、別居しているか。
【夫の変化】
- どういった行動が見られるようになったのか。
- 証拠となりえるものにはどんなものがあるか(レシート、ホテルのマッチなど)。
- 最近の外出の傾向。
- 最近の服装の変化。
- 夫/妻の携帯電話に対する注意の変化(ロックをかけはじめたなど)。
【浮気の状況】
- 浮気相手に目安はついているか(職場の人、サークルの人など)。
- 浮気相手があなたにコンタクトをとってきたことはあるか。
- 浮気相手の姿や車などを見かけたことはあるか。
- これまでの交友関係の中で浮気相手かもしれないと思ったことはあるか。
- 無言電話などが増えていないか。
- 夫/妻に過去の浮気歴はあるか。
【今後の希望】
- あなたは離婚を望んでいるか。
- 夫/妻は離婚を望んでいるか。
- 親権や慰謝料についてはどのように考えているか。
他にも思いついたことがあれば書き出しておきましょう。
なお、これらの情報を書いたノートは厳重に保管するようにしてください。データの場合もパソコンに入れたままにするのではなくメモリに入れてしっかりと管理するようにしましょう。決して配偶者の目に付かないようにしてください。
さいごに
最終的に探偵に依頼しないことになっても、無料相談を利用することはできます。このコンテンツでは無料相談の際できるだけたくさんの情報を伝えるようおすすめしてありますが、「とりあえずはどんな感じか知りたい」というだけでもいいのです。いろいろな探偵事務所、興信所がありますので、時間が許す限り多くの無料相談を利用してみましょう。
なお、事務所での面談を希望する場合には、あらかじめメールなどでこのような情報を送っておくと話が早くなります。面談も限られた時間の中で行われることになりますので、情報はしっかりと整理してまとめておきましょう。
電話相談の場合、多くはフリーダイヤルですが、「相談は無料でも通話料金はかかります」というところもたくさんあります。最初はフリーダイヤルがあるところから試すか、メールでやりとりするようにしましょう。通話料金をかける価値があるとわかった時点で電話をしてみてください。
浮気の無料相談を上手に利用する3つの方法【2】に続きます。